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Pixelmad を含む記事

MACminiで30ユニバースPIxelMad

以前から解説しているとおり、Catalystを使うと画面のピクセルをDMXレベルに変換して出力することができます。これを一般にはピクセルマッピングと呼んでいます。
出力はアートネットとなり、このアートネットのジェネレートには、意外にCPUパワーを消費します。また、これだけのブロードキャストパケットとなると、受け取るほうも大変なものです。

よって、出力するほうでもDMXのリフレッシュレートがドロップしたり、また後半のほうのユニバースでドロップが起こることで、映像でLED器具を動かしていると、ドロップしたユニバースの分かれ目となる後半のほうで、ズレが確認できることとなります。これがよく皆が言うアートネットの遅れというやつで、しょぼいCPUだと見事に後半の半分のほうで遅れがでる。で、MACminiだとどうだろう?というテストなのですが、昨年のモデルで試したところ、全体に6〜7フレームのドロップがありますが、後半の極端な遅れはないようです。

ちなみに、これを受信するDellの一般的なPC( Core2Duo)などのPCでは20ユニバース以降は、ほとんど受信できません。これはブロードキャストパケットを処理するのにCPUパワーが足らない現象だと思います。そこでモニター用のPCをMACPRO 8Coreに変えて試すと、35ユニバースすべてが受信でき、すべてのユニバースで25〜26fpsであることが確認できます。アートネットのブロードキャストは、出力するほうも大変ですが受けるほうも数が増えると大変だということですね。しかし、Luminexのノードでは、こうした問題はなく、どれだけ送りつけてもきれいに処理してくれます。

26fps等の速度については、若干、一般的なコンソールよりも遅いレベルですが、さほど大きな問題にはならないと思います。これが一部8fpsとかにがくんと落ちると問題ありですが、しばらくチェックした感じでは、そういう大きな遅れもないため、MACminiでもアートネットのジェネレートは35ユニバースくらいいけるという答でいいと思います。(おそらく受信側にするとダメだと思いますが)

しかしながら、もしアートネットの遅れなどが発生した場合、カタリストでは255.255.255.255のフルブロードキャストになっている設定を個々のユニバースでユニキャストにすることができるので、それで回避することは可能です。





PixelMadについて再テスト

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 Catalystの1つの機能になっているPixelMADは、元々は単体のソフトウェアだった。それがVer4の時代からカタリストに統合されたものである。それで今のカタリストはCatalystPixelMadというわけです。この話は以前にも書きましたね。。PixelMadの可能性

このPixelMadという機能は画面に表示される色をDMXのレベルに変換するというもので、これにより照明(特にLED)を映像を使ってドライブできる。他ではピクセルマッピングとか、ピクセルマッパーなどと呼ばれるものだ。しかし、その後のLEDスクリーンの台頭で、わざわざDMXに変換するのも面倒だとなり、使われなくなって。。。と思いきや、実は建築照明分野や最近のグリッド形状の照明器具などの流行で、見直されているという印象を受ける。

よくある(日本だと少ないか)ビルディングのファサード照明とかは、このPixelMadを使うと非常に簡単に色を変えたり、思い通りの色変化などを見せることができる。なにしろ映像を再生するだけでよいのだから、プログラムは非常に簡単である。高画質な映像は必要ないので、MACへの負荷も軽い。以前のテストでは、75ユニバースぐらいは楽々流してくれる。(このあたり想像つかないかもしれませんが、Art-netで75ユニバースってなかなかHeavyですよ。。なにしろブロードキャストデータですから。。)これだけのユニバースを大量に送りつけられたら、弱っちいノードだといちころなんじゃないかと思いますが、Luminexは淡々と出力を続けています。75×512ch=38400ch RGBFixtureなら12800台ということですね。。

(CatalystProは10ユニバースがデフォルトです。さらに出力Chが必要な場合は、10ユニバースごとにライセンスコードが必要です。)


この映像と照明の境界にいると、どうしてもMediaServerが登場するのと、Artnetの話は避ける事ができません。実際、海外のビルディング照明なんてArtnetかDaliだろうし、いやMediaServerが出力するのはほとんどがArt-netだから、こういう演出をしたらArt-net基本でしょうね。いくらブロードキャストで重いからと言われても、みんなやってますよね香港や上海、ドバイなんかでね。そこで必要になるのがタフなノードになるんですが、そういう意味ではLuminexとCatalystなんてベストな組み合わせです。
もちろんそれを理解できたから5年前から取り扱ってるわけですが。

さて、本題に入り、最近RGBWで色混合ができるか?という問いがありましたが結論はできないです。画面の1ピクセルの色をRGBフィクスチャーにDMXデータにして送る事が基本で、画面のピクセルにはWの概念はないですからね。WhiteはRGBフルになるわけで、照明のようにWとかAmberの概念は残念ながらないんですね。よってWを使う時は、別の画面にして使い分けて欲しいです。白黒の画の時はIntensityのみのFixtureを使用し、カラー画像の場合はRGBを使うなど。。このあたりDMXのパッチの
概念が必要なので、こういう機能を使うのは基本的に照明さんと電飾さんになるんでしょう。しかしながら、おもしろい機能だし便利なので、映像業界の方も是非使ってみて欲しいです。





PixelMadの可能性

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 CatalystのPixelMad機能というのをご存知だろうか?その昔、まだLEDビデオスクリーンが一般的でなかった時代、CatalystもまたVer4.0とかの時代だった。この当時、大量のLEDをDMXでドライブするために、画面の中にLEDFixtureをレイアウトし、画面のピクセルをDMXレベルに変換して出力する機能が流行した。これはあくまで照明的なアプローチだったが、照明機材としてのLEDを映像で表現できるという便利な機能で、これはピクセルマッピングとかピクセルマッパーと呼ばれた。

 やがてLEDスクリーンは、高解像度への道を歩み、ステージでの需要増加とともに、DMXでドライブするのではなく直接、映像信号を流す映像装置へと移り変わるようになり、このピクセルマッピングの機能も過去のものへと押しやられることとなったが、それでも海外ではアーキテクチャーライティングの分野などで、建物の壁面に設置された大量のLEDをドライブする有効な手段として活躍する場面は存在した。

 CatalystProでは、デフォルトで10ユニバースのDMXをアートネットで出力することが可能だが、さらに必要な場合は、10ユニバースごとにライセンスを購入することで、250ユニバースまでの追加が可能である。しかし、今ではそうした需要もなく、また10ユニバースごとの課金という面でも、導入のインセンティブが働かず、これまでほぼ無視してきた機能だったが、久しぶりの問い合わせに、なるほど〜と
やる気になった次第です。

曰く、「1台のMACPROで一体、どれだけのアートネットストリームが出力できるのですか?」
はっきり言って、おもしろいテーマです。なかなかいい線ついてます。そうですね〜やったことないよ、それ。。

 Artnet2の規格では、255ユニバースのArtDMXが伝送できる。そして100Mb/sの帯域では400ユニバースぐらいまで大丈夫だ。しかしアートネットをジェネレートするのは、意外と負荷がかかるため、コンピューターのパフォーマンスに左右される。問題はMACPROがどれだけのアートネットDMXを一般的なDMXのリフレッシュレートでコンスタントに出力できるか?の一点である。

 やってみよう。。カタリストのデモバージョンを使うと制限いっぱいまでDMX出力をテストできる。ネットワークの帯域はLuminexのGigaSwitchを使うため、1ギガビットの環境。さすがにLuminetモニターもそれ相応のパフォーマンスがないとチェックできないので、もう1台のMACPROを用意してそのMACでLuminetモニターを立ち上げる。

 CatalystのDMX出力のリフレッシュレートは、再生する動画のFPSと同じものが適用されるため、30フレームの動画を再生すると、DMXの出力も30となる。一般的なコンソールの出力が25〜32程度だから、25以下までドロップしなければ、OKと考えるが、結果から言うと、8CoreのMACPROで75ユニバースを越えたあたりで、アートネットDMXのリフレッシュレートは27程度。Richardは100ユニバースは軽くいくというが、先日のテストではここまでで時間切れ。また次回に回して、100ユニバースまでテストしてみたい。





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