b7fe99b9.jpg    先週、幕張メッセで行われたデジタルサイネージの展示会に行ってきました。 3年前に、私が初めてInterBee出展を果たした際、掲げたテーマがデジタルサイネージでしたが、すでにこの分野は終焉を迎えたようです。というのも、一般的に多くの大手企業が参戦した時には、その分野は終わってると言われるように、今回の展示会でも明確にそれが見て取れました。この言葉だけでなくこの分野そのものに、もはや新しさはないという感じです。これまでイメージしていたデジタルサイネージを異なるキーワードに変えていく必要があると私は考えます。  この展示会で言うデジタルサイネージは、映像看板装置と映像コンテンツ配信及びコンテンツビジネスに固定された印象で、昔にあった驚きを与えるアイデアとか仕組みは皆無という感じです。大型の映像装置、マルチタッチスクリーン、裸眼の3D映像、そのどれもが単なる機能でしかなく、それらがおもしろい効果を生みだしているとはいいがたい。すべて単品で展示されていると思いました。しかしすでにこの方向に大きな企業が、社会全体をリードしているので、流れはこの方向へ進んで行くのでしょう。多くの人がデジタルサイネージというキーから想像するものが、これ。というようにイメージが固定化されていく。残念ですが、より多くの人が注目するようになると、それは急速に一般化していくのです。そして今回は、つまらない方向へとリードされてしまった。。