昨日からある現場の操作パネルをデザインしていますが、使用する環境や人などを意識して操作パネルの配置などを考えるのは意外と骨の折れる仕事です。スイッチの位置はもちろん、大きさ、色、押した時の表示、画面に表示する情報など、悩み始めると、時間のかかる作業です。結局、昨日は1日、この作業に没頭してしまいました。

スイッチとそのタスクだけを作るのなら、本当に簡単な作業ですが、そのスイッチのビヘイビアも含め、配置などを考える作業は、それ相応の仕事量でもあり、ショーコントロールのシステム作りにおいては、このユーザーインターフェース1つで、そのシステムの良し悪しが判断されるため、もしかするともっとも重要な作業になるかもしれないと感じます。(この部分の仕事は、見えにくいため、顧客に理解してもらうのが難しいです)

 今、行っているシステムは、タッチパネル上で、照明シーン再生、CDプレイヤーの曲選択及び再生、映像パターンの選択と再生、プロジェクターの電源管理と、映像データの転送管理などを実行できる仕組みです。機能的には、噴水のシステムなどに比較して、エラー制御などがないため、仕組みとしては実は簡単です。

 ただ個々の機能を実装するのは簡単でも、プロジェクターの電源は複数箇所で操作するため、どこの箇所でもオンの時は、オンを表示し、オフになったらオフを表示しなければなりませんし、照明はメンテナンス画面内で、シーン記憶できる必要があり、それを画面上で決めた秒数で再生させる必要がある。そして、映像はカタリストですが、3面の映像再生や1面だけの出力、そして外部入力のほか、内部コンテンツとユーザーが持ち込んだ映像の切換えなどが自由に、わかりやすくできることが求められており、このわかりやすくの点が、デザインの肝と言えるでしょう。

これらすべての機能がMedialonで作成可能なわけですが、これらはMedialonプログラムのスキルを身につけないと、簡単ではありません。内部で動作するタスク等のロジックは、もちろん本物のプログラミングほどのレベルではなくとも、条件制御のタスクをいくつも組み込むので、それなりに理解がないと、できないし、そもそも何ができて、何ができないか?そうした理解すらも、かなり熟練しないと難しいレベルにあります。ただ、そういう頭を使うのが好きな自分としては、このMedialonは照明コンソールで作っていた自動演出プログラムの、その先にある感じで、楽しいと言うのが本音です。

自分がもう少し若く、また会社経営ではない技術の仕事だけで生きていたなら、この世界にどっぷり浸りたいなと思うのですが、たぶん自分は中途半端に関わり、引退してしまうのだろうなと、今からそれを感じて、残念に思います。その代わり、いつかこういう仕事に熱中できる若い人に、これを教えて、思う存分、やらせてあげたいと思います。そんな人が現れてくれたなら、未来に想いをはせる土曜日です。