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 渋谷のど真ん中に位置する小劇場に仕事で行った友人が、「小さいのにさ、ネットワークシステムになってて、進んでるんだよね。DMXなんてあちこちに出てるからケーブル引かなくていいんで便利だったよ」と言ってくれた。「そう、そこはうちの製品でネットワークシステムを組んだんだよ」という会話がつい最近ありましたが、ようやく写真をいただいたので更新しました。

シブゲキ

この劇場はライティングデザイナーの方が設計した劇場で、彼が考えるシステムでは、やはり将来に向けてDMXはネットワーク化しておきたいし、映像設備などもメディアサーバーを考えているとのことで、相談の連絡があり、以前からの知り合いでもあったことから、もちろん喜んで引き受けました。

この劇場は、場所が渋谷なだけに、有名な劇団などが公演を行うわけで、おそらくは尖った演出が多く行われる事でしょうし、DMXユニバースはさほど使わないとしても、今後のLED化を見越してネットワークにしておきましょうということになり、とは言うものの、大劇場のような大きな設備ではないため、イーサネットケーブルの距離も100m以内に収まる事から、光ケーブルは使わず、リングトポロジーのシステムは持ち込みませんでした。

よって、調光室にあるGigabitSwitchから上手と下手の2カ所に向けてCat6ケーブルが引かれ、キャットウォークやステージのノードはこの2つのGigabitSwitchに分散して接続されています。ノードは昨年、発売されたばかりの2ポートノードのトラスタイプが採用され、これが劇場内に分散配置されます。

友人は主に演劇分野でデザインやオペレーションなどを行ういわゆる照明さんですが、彼曰くは、あまり深く考えなくてもあちこちにノードがあってDMXはそこから取ればいいわけだから簡単だよと言ってくれているので、小劇場の世界でもこうしたネットワークシステムは作業時間の短縮になり、作業効率の改善に役立っているように見えます。つまりネットワークを使うとか使わないとか、またユニバースはそんなに必要ないということではなく、DMXインフラがすでにあるというキャパシティーが、作業効率だけでなく、デザインや仕込み自体にふくらみや安心を与えるのであると思うのです。

*ちなみに、こうした設備でやり玉にあがるネットワークのせいで、カットインアウト等の反応の遅さが気になるというのは、コンソールのリフレッシュレートの遅さが根本原因であり、コンソールがネットワーク対応のものか、より早いリフレッシュレートになると改善します。