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 CatalystのPixelMad機能というのをご存知だろうか?その昔、まだLEDビデオスクリーンが一般的でなかった時代、CatalystもまたVer4.0とかの時代だった。この当時、大量のLEDをDMXでドライブするために、画面の中にLEDFixtureをレイアウトし、画面のピクセルをDMXレベルに変換して出力する機能が流行した。これはあくまで照明的なアプローチだったが、照明機材としてのLEDを映像で表現できるという便利な機能で、これはピクセルマッピングとかピクセルマッパーと呼ばれた。

 やがてLEDスクリーンは、高解像度への道を歩み、ステージでの需要増加とともに、DMXでドライブするのではなく直接、映像信号を流す映像装置へと移り変わるようになり、このピクセルマッピングの機能も過去のものへと押しやられることとなったが、それでも海外ではアーキテクチャーライティングの分野などで、建物の壁面に設置された大量のLEDをドライブする有効な手段として活躍する場面は存在した。

 CatalystProでは、デフォルトで10ユニバースのDMXをアートネットで出力することが可能だが、さらに必要な場合は、10ユニバースごとにライセンスを購入することで、250ユニバースまでの追加が可能である。しかし、今ではそうした需要もなく、また10ユニバースごとの課金という面でも、導入のインセンティブが働かず、これまでほぼ無視してきた機能だったが、久しぶりの問い合わせに、なるほど〜と
やる気になった次第です。

曰く、「1台のMACPROで一体、どれだけのアートネットストリームが出力できるのですか?」
はっきり言って、おもしろいテーマです。なかなかいい線ついてます。そうですね〜やったことないよ、それ。。

 Artnet2の規格では、255ユニバースのArtDMXが伝送できる。そして100Mb/sの帯域では400ユニバースぐらいまで大丈夫だ。しかしアートネットをジェネレートするのは、意外と負荷がかかるため、コンピューターのパフォーマンスに左右される。問題はMACPROがどれだけのアートネットDMXを一般的なDMXのリフレッシュレートでコンスタントに出力できるか?の一点である。

 やってみよう。。カタリストのデモバージョンを使うと制限いっぱいまでDMX出力をテストできる。ネットワークの帯域はLuminexのGigaSwitchを使うため、1ギガビットの環境。さすがにLuminetモニターもそれ相応のパフォーマンスがないとチェックできないので、もう1台のMACPROを用意してそのMACでLuminetモニターを立ち上げる。

 CatalystのDMX出力のリフレッシュレートは、再生する動画のFPSと同じものが適用されるため、30フレームの動画を再生すると、DMXの出力も30となる。一般的なコンソールの出力が25〜32程度だから、25以下までドロップしなければ、OKと考えるが、結果から言うと、8CoreのMACPROで75ユニバースを越えたあたりで、アートネットDMXのリフレッシュレートは27程度。Richardは100ユニバースは軽くいくというが、先日のテストではここまでで時間切れ。また次回に回して、100ユニバースまでテストしてみたい。