e1bf08e5.jpg   韓国に出荷準備中のActive siliconフレームグラバーです。 2年前、Catalystフリークのお客さんが韓国にCatを紹介したところ、購入を決定した企業がありました。そして今度はその企業から紹介されて、別の企業さんがカタリストを使うのだそうだ。韓国でCatalystの波が広がるかもしれない。そしてそれはおそらく中国にも。。 この汎用コンピューターを利用する映像ソリューションは、これまでの常識を逸脱する行為なのかもしれないけれど、こういう固定観念に閉ざされたギャップを他の国の人は意外に簡単に飛び越える。。きっとこの、従来の常識と新しい価値観のギャップに横たわる問題点というのは、専用ハードでないMACを利用する点や、コンピューターソフトウェアに対する不安かもしれない。 例えば、汎用コンピューターが故に信頼性がないとか、汎用コンピューターが故に周辺機器にサードパーティー製品を利用することになり、製品トータルのサポートが受けられないということになるのでしょうか? また、MACの仕様変更にパフォーマンスが左右されるとか、機器の動作確認をその都度ユーザーが確認する必要があるといったことも欠点と認識されるのかもしれない。 しかしながらこれら問題点は裏返すと利点と見る事もできます。ハードウェアの進化に伴うハードの陳腐化において、汎用であるが故に別の用途に機器を活用することが可能で、資産を無駄にする事がないとか、汎用製品を利用することで導入コストを下げる事も可能です。 コンピューター化による不安という点では、もうほとんどの機器がコンピュータ化されており、それはつまりマザーボードやCPUやOSなどの多くは汎用のものを使っているということでもあると考えると、専用と汎用の区分も曖昧になるのではないかと思うのです。そしてMACのようなコンピューターを使う事は、専用の装置よりも早い進化をするコンピューターの恩恵が受けられると考える事はできないだろうか? 結局、イノベーションのギャップを越えるには、使う人の価値観が変化するなり、固定概念の破壊とイノベーションに順応する力が必要なんだと思う。でも、こうしていろいろな場所で、静かに浸透していくのかもしれませんねCatalystは。。