2010年9月14日 Catalystの開発者でありすでに多くの人にとって伝説となったRichardに再会した。いつものように短パンで長髪、自分のペースでおそろしく早いテンポで話す彼は3年前となにも変わりなかった。 やや変わり者である(ごめんなさい)
彼はアポもとりにくい。3年前はくるかどうかわからないよ。と関係者に言われた中でお会いできたが、今回はスムーズに会うことができた。 彼はCatalyst単体の販売にはあまり興味はなく、単に製品を販売してOkという考えにはないと言う。それよりもソリューションを提供したい。
それぞれのアプリケーションに埋め込まれたカタリストが機能するシステムとしての1要素。とは言うものの、コアのビジネスはステージ産業にあり、舞台照明や映像デザインの人たちがカタリストの主要なユーザーであることも理解している。
ただ、そのリクエストは膨大だ。とてもすぐに対応できるものではないという。 一番最新のカタリストのバージョンでは、非常に多機能なエフェクトが搭載され、これまでにない複雑さである。これがいいかどうかという点について彼はエフェクトを機能を増やせば増やすほど、操作は難しくなるという。これは一長一短であると。。
機能の詳細については話すことができないのですが、非常にパワフルだということは確かです。また気になるMACのディスプレイ出力に関する話では、今のMACとグラフィックボードでは、あまりよくない。とのこと。。テストはしているが、まだソフトに反映はしていない。しかし元々カタリストは4出力でデザインしているので、いつでも4ポートのディスプレイアウトに対応できるのだとか。
しかし彼が強調するのは、コンシューマー分野にあるMACは非常に早いペースでハードのデザインが変わるので、カタリストのような特殊な産業の製品は対応していくのが難しい。常に後追いになるのは理解してほしいという。大事なことは安定して動作すること。これこそが重要であり、目新しい機能はあとからでいいというのが彼の考えである。