c3fa3735.png  写真はLuminairのipadバージョンです。このipadというデバイスはAppleの囲い込み戦略のどまんなか的な存在ですが、(つまり、ipod, iPhone/iPodtouchに続く仕上げの大物)どこの批評家も言うようにMACの登場と同じくらい新しい戦略でもって生まれた製品。そしてこれまでと違うことは、Appstoreという流通チャンネルを伴い、ソフト開発者がユーザーに直販できる方法を提供することで、魅力あるアプリケーションを集め、この製品の魅力をさらに輝かせる仕掛けがあることです。 これをどう批判しようが、AppleはMACの頃から強力な囲い込みを行う会社だし、(OSを他のハードに搭載することを認めない)これは彼らの勝利に終わるのでしょうが、逆に言えば1社でソフトからハードまでを統合するからこそ魅力ある製品が誕生するのかもしれません。そして今回もまた長い期間続いたパーソナルコンピューターの形、ディスプレイ マウス、キーボードとOSの搭載された本体という無骨なものから、より家電的なものへ大きく脱皮させ、他の企業を追従させることに成功した。そしてそれは新しいコンピューターの時代を作る事になる。   今後、想像できるのはこうした流通チャンネルを利用してフリーもしくは安価なソフトが数多く登場し、われわれの業務環境も大きく変わることになるかもしれません。それが中間業者にとっては厳しい状況だとしても、間違いなくユーザーにとっては大きな利益になることでしょう。