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 カタリストとアクティブシリコンのLFGを使うと、8入力のコンポジット映像を画面に出力できるほか、レイヤーを配置するだけで、画面分割ができ、加えてモデルになる人物の姿をカラーキーイングさせてライブ映像の中に表示することもできるということで、導入されたのが写真にある筑波の研究所内で、実験されている内視鏡による手術の練習システム。

 これまで、こうした手術の場合、本物の患者を前にベテランの先生が生徒のドクターの手をとって教えていたそうだが、それはあまりに大変なのと、リスクもあり、また地方の病院では教わる事ができないため、技術が浸透しない。 そこで、模型を使って練習するシステムを考えたそうなのだが、ここにカタリストが使われるとは、われわれの世界の誰も想像がつかないだろう。

 キャプチャーした映像は、コンポジットとは言え、なかなかきれいだし、なにしろ遅れがない。それがいい評価につながった。また同時に8入力できる点も他で、この価格帯では難しいだろう。非常にユニークな使用例です。