Show Technology2

トータルショーコントロール/(株)Mileruntechのブログ

2011年06月

Catalystプログラミング

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 昨日からはじまった岸本氏のプログラミング作業。カタリストを使い、8面のプロジェクションで映像作品を展示するイベントをするようです。実は詳細はスポンサーなどもあるので、宣伝できないのですが。。

彼はVJとしての認知度も高くなっているようですが、今後はもしかすると大きなクラブイベントなどで、カタリストを使ったVJ演出を披露してくれるのかもしれません。




柔軟に予定を組み替える

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自動演出の中には、決められた予定で実行されるものというイメージがありますが、定期的に同じ内容とか同じ時間に動作するものはあっても、ユーザーやその設備のオーナーなど、技術者以外の方が再生する演出を組み替えたり、毎日同じではなく、今日だけ特別イベントの再生するというように、柔軟に予定を組み替え可能なシステムは少ないと思います。(1点もののオリジナルシステムじゃなくて、こういう汎用のシステムでという意味)  

Medialon社のスケジューラーソフトウェアは、Medialonのショーコントローラーを任意の時間で実行できるように設計されたソフトウェアで、しかも操作は非常に簡単。だれでも予定を組む事ができます。
また、ショーコントローラー側でスイッチを押したり、何かの条件が加わると予定を自動的に変更といった仕組みを作ることも可能です。  

 すでに川崎のほうで、これを運用いただいているお客様もいらっしゃいますが、今回、さらにまた別の演出で使うこととなり、私自身がこのプログラムを担当したこともあって、深くこのソフトを理解するに至りました。ただ、よくあることですが、これまで外国では特別指摘されなかったように見える問題点など、日本で見つかってしまうことがあり、1つは解決してもらいましたが、まだ納得できていない点もあったりで、つくづく日本人は自分も含め、細かいことに気づいてしまうものだなあ~感じます。 もちろん、直してくれるので、困ってはいないのですが、なぜ今まで他の国で気づかなかったのだろう?と不思議に思います。そういうことがしばしばあるので、やはり日本という国の品質に対するこだわりは今でも世界トップではないかと思うのです。

なにしろ一人一人が気になる。気にする。わけですから、見逃されるわけないというか。。そういう意味ではうちで取り扱う製品は、日本でさらに磨かれて、すごくいい製品になっていくんではないかと勝手に自負していたりします。

中国の活気

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 短い出張でしたが、昨日まで中国に行ってました。ちょっとした打ち合わせです。

 これまで、ヨーロッパに行く事はあっても仕事でアジア圏に行くことはなかったので、非常にいい経験になりました。2泊3日という短期ですが、それでも今の中国の活気を感じるのに十分でしたね。

 最初に降りたのは上海でしたが、飛行機で2時間半飛べばもう上海です。本当に近いと思いました。写真はホテルの近辺で撮った写真ですが、高速道路の高架下を青いLEDで何キロにもわたってライトアップしてたり、建物の多くがLEDで照らされているのを見ると、街全体が輝いている感じです。今の東京にはない華やかさですね。

 バブルの話も聞きますが、それでも今の中国は確かに成長していて、人にも活気がありました。軽いカルチャーショックを感じながら、この短期出張をそれなりに楽しんだ私です。

ネットワークケーブルのチェック

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 前のスレッドに続き、ネットワークケーブルの重要性について、今日はカッパーケーブルの話を書きます。
 弊社は光ファイバーを取り扱うだけでなく、ユーロケーブルを使ったイーサコンケーブルも取り扱うようになったため、今ではケーブル管理に写真のようなケーブル品質をチェックするテスターを使います。  以前にも書きましたが、私は3年前の時点では、この重要性に気づいていませんでした。実はイーサネットケーブルを施工する工事業者は、電気工事業の場合が多く、専門業者というよりその手のワイヤリングはケーブルを扱う業者がまとめて行う場合が多いのです。よって時には品質に問題のあるワイヤリング処理が行われ、末端の機器でトラブルが起こるということが起こります。そしてそういうとき、必ずケーブルではなく、ノードやスイッチを販売する業者が疑われるのです。  

光ファイバーの場合は、最終的に終端処理に専門業者が必要なため、その時点で品質チェックが行われ、ワイヤリングの不備がはっきりするのですが、Cat5等のケーブルの場合、時には100m以上で施工されていたり、断線があったりと、ケーブルによるトラブルはよく聞かれる話です。

幸い、弊社の場合はまだ、そういう現場に直面したことはないのですが、今後のことを考えると、こういうテスターは必要だと感じています。ステージの会社でDMXテスターを購入するのと同じですね。

 しかし今後はステージ照明の会社もこの手のテスターを持つ事になるのかもしれません。フルークネットワークスというアメリカの会社ですが、なかなか優れもので、表示は日本語です。(カタカナとかちょっとかっこわるい感じですけど)  ケーブルの長さから断線したピン番号、通信品質のチェックまでほぼ一通りのテストができます。これらを使って、ケーブルの問題点を指摘したり、また社内でLANケーブルをチェックしたりするのにはいいですね。値段も機種を選択すれば、手頃なものもそろっています。

光ファイバーの試験と問題点の可視化

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イーサネットにせよDVIを延長するにせよ、すでにカッパーケーブルを利用した信号伝送には限界があり、電気的なノイズの影響やクロストークの問題など、長距離の安定した信号伝送にはもう光しかないと感じて以来、光ファイバーを気にするようになったものの、もっとも大きな問題はインサーションロスだった。

 もっと手軽に扱えてしかもインサーションロスを抑えることが可能な仮設用ケーブルはないのだろうか?アメリカのライトバイパーやノイトリックのオプティカルコンを利用したケーブルなど、当時はいろいろなものを検討した。3年前のことだ。  

そうして出会ったFiberFoxだが、光ケーブルを扱うようになって、より、その取り扱いが難しいことを感じるのに時間はかからなかった。いくらFiberFoxがインサーションロスを気にせずケーブル同士を連結できても、それがゼロとはならない。そしてなにより機器に接続する段階ではSCなどのケーブルにならざるをえない。そしてそこでは、FiberFoxのようなお気軽さはなく、やはり汚れを取り除かなければならないし、またSCの端子は、何度でも接続を繰り返して使うような仮設向けのコネクターではない。
接続の繰り返しには限度があるのである。

 この光ファイバーの取り扱いの難しさは、その問題点が目に見えない点などから、劇場インフラ設備においても、顧客の不安になる部分であろうと考えるようになって、それを可視化する必要性を感じたのです。そこで写真のような光ファイバーのテストができる試験装置一式を導入し、弊社製品ユーザーの不安を取り除き、またクリーニングが必要な場合は、そういう対応を可能とするために活用しています。 2年前、劇場のネットワークインフラ工事に関して、こんなことを書いている私ですが、「ネットワークインフラ」結局は必要になりましたね。

特に弊社では光ファイバーを取り扱う故、信号のロスを計測したり、または顕微鏡でファイバー表面の汚れを確認し、クリーナーで取り除くなどのケアには不可欠な装置一式です。 今後も弊社の光ファイバーを購入されるお客さまや、Luminex製品を使ったネットワークシステムをご利用される劇場の方々に安心と充実したアフターケアが行えるよう努力していきたいと思います。

2PortNodeのトラスタイプ

7421e69f.jpg  新製品のノードが届きました。2ポートのトラスタイプです。 4portのタイプより一回り小さなかわいいノードです。小劇場やライブハウス規模にぴったりな感じがします。 Verは4.1となり、sACNとArtnet兼用のノードであり且つRDMに完全対応したモデルとなります。 もちろんこれまで通り、DMXのマージやバックアップ、スイッチング機能に加え、スナップショットレコード機能も搭載しており、2ポートとはいうものの非常にパワフルなノードです。 正直、これまでラックマウントしかなかった2ポートノードは、まったく魅力ゼロでしたが、トラスタイプならすごく便利だし、使う場所もいろいろあります。われわれのリクエストに応えてくれたLuminexに感謝です。そのせいかシリアルNo.は003と、できたてほやほやのまま日本に来た模様です。

流行の終焉を見極め

b7fe99b9.jpg    先週、幕張メッセで行われたデジタルサイネージの展示会に行ってきました。 3年前に、私が初めてInterBee出展を果たした際、掲げたテーマがデジタルサイネージでしたが、すでにこの分野は終焉を迎えたようです。というのも、一般的に多くの大手企業が参戦した時には、その分野は終わってると言われるように、今回の展示会でも明確にそれが見て取れました。この言葉だけでなくこの分野そのものに、もはや新しさはないという感じです。これまでイメージしていたデジタルサイネージを異なるキーワードに変えていく必要があると私は考えます。  この展示会で言うデジタルサイネージは、映像看板装置と映像コンテンツ配信及びコンテンツビジネスに固定された印象で、昔にあった驚きを与えるアイデアとか仕組みは皆無という感じです。大型の映像装置、マルチタッチスクリーン、裸眼の3D映像、そのどれもが単なる機能でしかなく、それらがおもしろい効果を生みだしているとはいいがたい。すべて単品で展示されていると思いました。しかしすでにこの方向に大きな企業が、社会全体をリードしているので、流れはこの方向へ進んで行くのでしょう。多くの人がデジタルサイネージというキーから想像するものが、これ。というようにイメージが固定化されていく。残念ですが、より多くの人が注目するようになると、それは急速に一般化していくのです。そして今回は、つまらない方向へとリードされてしまった。。  

SRSのランニングテスト

087a565e.jpg  最近作ったラックのせいで、ネットワーク製品のランニングテスト等が簡単になりました。 Luminexの全製品をラックマウントしてるので、接続が容易です。最終的にはルミネットモニター用のコンピューターもラックマウントして、すべてこのラックだけで作業ができれば最高です。まあ、しかしながらこれらの製品の取り扱いはすでに弊社の井上が行っており、自分はあまり触れていないのですが。。
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