Show Technology2

トータルショーコントロール/(株)Mileruntechのブログ

2011年04月

MACminiの進化

26a20902.jpg  しばらくぶりの実験です。MACminiを買いました。 ここのところ、こういう機会がなく、このブログも放置気味でした。なかなか新しい話を書くというのは、難しいもので、ネタがないなあと、最近は、ついついTwitterのショート文に逃げてました。 今回、持ち運びしやすくて、それでいてCATALYSTの効果をデモするハードはないものかと、そしてマルチモニターができたなら、最高だなと、最新のMACminiにあるディスプレイポートとHDMIを試すことにしました。 2つのポートからはちゃんと1080pで出力できました。そこにカタリストのSubMixを2つ使い、Xオフセットで1画面にしてます。再生した動画はもちろんAICですが1080PのHDサイズです。 画質もなかなかきれいだと思います。さすがに2ソースの再生はできませんが、1ソースだけなら30フレームで再生してます。もしかしてSSDに換装したら、いけたりするかもしれませんが、今回は買ってすぐなので、ノーマルHDDです。 もしかするとサイズの小さな映像なら、MACminiでデジタルサイネージ系はいけちゃうかもしれないですね。

SNSについて

 久しぶりの更新ですが、今日の話題はお仕事の話ではなく、SNSの話題です。震災時、情報を集めるのに役立ったTwitterや個人のプロフィールページにもなるFaceBookなど、いろいろなタイプのSNSがありますが、私の場合、最近、巷で話題のFaceBookは使うのをやめてしまった。 数多く届くスパムや、リクエスト、承認のシステム、インターフェースのつかいにくさ、正直、多くの書籍で言われるようなおもしろさが、自分には合わないと感じました。 SNSとしては、Twitterもやってますが、これは知人に勧められてはじめたところ、手軽でわかりやすく、特にまったくの他人でもフォローするかしないかの関係で完結し、FaceBookのような煩わしさは感じませんでした。 これは個人的な見解なので、人によっては異なる意見もあると思いますが、ただ自分には当初、興味がなかったTwitterのほうがマッチしたという感じです。しかし、Twitterの場合、匿名の人のたんなるつぶやきというスタイルのため、一方的でまたデマのようなものがひろがったりもします。その点では情報の取捨選択ができないと、混乱するもとかもしれないなと思います。 SNSがすごいとか、これから重要になるといった煽動的な言葉で、メディアは取り上げますが、私はリアルな人間関係のほうが重要だと思うので、それはどうかな?と懐疑的だったりします。しかしながら情報を手軽に集めるのにTwitterなんかはとても便利で、やってみてよかったなとは思ってますが。。

ShowMaster Proがようやく日本上陸

f4fca814.jpg 長らくデモ機材を入れられずにいたショーコントローラーの最上位機種が入ってきた。 アートネットレコーディングが可能な点やタイムコードの入出力が可能な点がSTとは異なる。2Uサイズですが、なかなか風格のある見た目です。STがかわいく見える。 これを使うことでまた、新しい演出アイデアが膨らみそうで、非常に楽しみなところです。

ノードの定義

 Luminex製のDMXノードと呼ばれる製品は、複数のアートネットストリームをマージすることができる。 つまり複数のDMXユニバースをミックスできるのである。それはHTPでもLTPでも可能であり、これはまたどちらかのソースを優先として切り替えることが可能である。つまりDMXのスイッチとでも言うべき機能があります。  最近、注目されるsACNプロトコルにも、これに似たプライオリティー機能があります。ネットワーク上に入る段階で、個々のユニバースにプライオリティーをつけることで、その数値により、どちらのストリームを優先するかを決められるというもの。つまりは、DMXユニバースの切換えが自動で行えるということになる。  DMXノードは今やいろいろ多機能な時代に入っており、DMXとイーサネットプロトコルのゲートウェイという機能にはとどまらないのである。そこで、私は以前、これらの機能をサードパーティー製品であるルミネアーというiPhoneソフトを使う方法で案内したつもりだったが、そのブログ記事で、ノードの使い方がおかしいという指摘をいただいた。 iPhoneとiPadで照明チェック  しかし、その指摘の意味がわからいので、ここでノードの定義について、書いておこうと思う。 そもそも、ネットワークの世界でノードというと、接続ポイントとなる機器をさす。例えばL2スイッチや、ホストコンピューターなどもノードである。この接続点としてのノードという言葉と、ステージ産業におけるDMXノードが同じ言葉なのに、意味が異なる点で混乱が生じるのだろうか?  ステージ産業におけるDMXノードは、DMXのゲートウェイとしてのノードということになる。それは双方向の変換という意味。DMXをネットワークに入れる為の装置、又は出力するための装置です。  指摘を受けたブログ記事は、そういうシンプルな使い方だけでなく、このノードで複数のネットワークストリームをマージすることができるのだから、iPhoneのようなソフトを活用すると、コンソールからでもiPhoneからでもDMX機器を制御できるので、便利ではないか?という提案だった。文面を読んでもノードで何かを制御しようなどとは書いていない。あくまでマージのシステムが組めるよと書いているのである。さて、何がおかしいのだろう?

Catalystのディーラーネットワーク

 Catalystをパッケージしてマニュアルつけて販売してるのは、たぶん自分だけだと豪語しちゃったものの、展示会場で会ったサイモン(UKのディーラー)と話したところ、ドイツではCatalystの販売店は、2社あるそうで、ちゃんとソフトウェアのパッケージも作り、サポートもしてるようです。 そんなわけで、失礼しました。という一言を書きたくなった。 他のメディアサーバーのように、派手な宣伝などはしていないこともあり、あまり情報がないCatalystですが、やはりその評価は高く、世界中でそれぞれの国のCatalystフリークがしっかり販売しているようです。ただそれをとりまとめる親の会社がないだけで、情報があまり流通しないけれど、実はけっこうひろがっているカタリストなのかもしれない。

Danteプロトコル

fce29537.jpg  これまでEthersoundのことは少しだけですが、勉強したものの、それ以降は特に音響に興味があるわけでもないので、追いかけていなかった。今回の展示会は音響関連のエリアも広大で、さまざまな製品が展示されているものの、やはりその世界を知らない人間にとっては何をみたらいいのか?という感じで、ながしていたところ、音響分野の方に出会ったので、簡単に解説してもらった。  写真のイコライザーはDanteプロトコルを採用した製品で、今後はこのプロトコルが有力だと教えてもらった。そういえば最近、一緒に仕事した音響のコンサルタントであるM氏もまた、ダンテだねこれからはと言っていた。 音響もイーササウンドやコブラネットだけでなく、複数のプロトコルが混在する状況のようで、思うにユーザーの利便性を考えるなら、ヤマハのように複数のプロトコルをサポートするのはいい解決になるのでは??

ハイエンドレベルとローレンジと。

62d6f997.jpg  PRGのブース内に見たノードとイーサネットスイッチ類。オレンジの光ファイバーケーブルが見えます。 これだけでかいところだと、さすがにネットワーキングは不可欠で、おそらく幹線はファイバーだろうと思います。 このPRGの例だけでなく、全体的にネットワークは浸透しているものの、個々に見ているときっとそうでもないだろ?という意見を持つ人が出てくるだろうと思う。 それは、チープでローレンジなマーケットをねらうところは、DMXのみの対応でネットワークというのはプロマーケットというか、プロの中でもよりでかい現場をする人のためのものになっているようなせいではないかなと。 劇場などの設備は別として、ツアーマーケットやイベントマーケットの世界では、より安くすませたいという需要のほうが大きいだろうし、教育が追いついていないのは、どこも同じらしい。  これからノードやスイッチに関しても、ローレンジとハイレンジの2つの世界に分離して行くと思う。つまり、誰もが、またどんな仕事の人も同じような製品を使うということでなく、明確にマーケットは別れるんじゃないだろうか? 

RDMの動き

da54919a.jpg  いろいろな方面で、日本では疑問視されるRDM。Luminexが熱心にRDM対応しているからというわけではないが、以前からこのブログでもその効果などを紹介してきたものの、あまり普及した感がなく、多くの方はそんなもん必要なの?的な意見になるのは理解できる。  とは言うものの、こちらで聞く限りは、RDMは浸透してきているというのである。それはRDM開発の中心にあるワイブロンだけでなく、Luminexのような中継装置を扱うような人たちの意見。  今後、LED器具などの使用が増える分、RDMの効果は上がると思うが、果たして普及するだろうか?実際にデモンストレーションを見ても、機材のデータベースをコントロール側で持たずとも、RDMを使って機材側から受け取ることができ、そしてパッチすることができたり、任意のタイミングでリセットができるという点などは、とても便利だと思うのだが。。思うに、RDMはハイエンド機材の1つの指標になるかもしれない。チープな機材は対応せず、ハイエンドな機材は対応してくる。そしてDMX上で扱うというよりは、末端はDMXとしても、イーサネットがメインインフラになり、そこの中で活用されていく。ACNにもしっかりRDMは盛り込まれてるし、そういう流れになるのかも。
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