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トータルショーコントロール/(株)Mileruntechのブログ

2010年02月

カタリストを使用したプロジェクションの例

 カタリストユーザーから教えてもらいました。このプロモーションムービー内のプロジェクション映像は、カタリストを使用しているのだそうな。いろいろな場所でロケしてますが、トラックの荷台にプロジェクターを載せて、ロケ地を回ったそうです。(演奏シーンもそれっぽいですね)

映像ドームほぼ完成

251d7079.jpg    まあ突っ込みどころはあるんですが、それでもまあまあ全体に出せてますね。 プロジェクターの位置にかなり制限があったので、無理があったのを差し引いて、このぐらいで許してもらえたら。 プロジェクターの台数はフロントから3台で3方向を囲い、残り1台で天井全体です。この1台は出目金の広角レンズ のタイプですので、1台で広いエリアをカバーしてます。(フロント上手の下方向から上へ照射) おそらく、ドーム天井の場合、対角にプロジェクターを配置してすべておなじ照射角度にしないときれいにはつながりません。歪みがひどくてかなり無理が出ると思います。今回はその無理を押して許せる範囲まで追い込んだ感じ。 しかもドーム状の場合、どこのエリアを視点0ポイントにするかが難しい。( やっぱり北極ですか? ) それは難しいなあ。。正面を0にして天井はこの写真みたくY方向に1オフセットしたほうが簡単なんですが。。

DMX8MK2のローンチ

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 昨年、終了したDMX8の後継機として登場したDMX8MK2です。

実際のところ、すでにこのような写真もあるし、注文も受けられる状態にあるのですが、ベルギーにもストックがまだないため、どうせ待ちになるからと宣伝自粛気味でしたが、ユーザーの方からLUMINEXのページに掲載されているよね。という指摘を受け、のぞいてみるとちゃっかりカタログなんかも掲載してました。「まだストックしてないんでしょ」と突っ込みたくなりますが、もうまもなくローンチです。

 今、ご注文いただくとDMX8のシリーズはすべてこのMK2になります。(トラスタイプはまだDMX8のままです) このシリーズの新しい点は、ハードウェアがまるっきり新しくなるため、あまり熱も出さなくなる上に電源が IECの3極コネクターになるため、各国の電源事情に対応しやすくなること。

 そしてDMXのスナップショット機能のほか、4つの異なるDMXストリームをマージすることができます。この多機能さは他の製品にない大きな魅力です。おまけにアートネット<>DMXコンバーターとしてみても8ユニバースを扱えるものも他にないですね。DMXを大量に使用する人にはきっと便利になると思います。ちなみに入力も出力も兼用です。1台でどんなシステムにも柔軟に対応できます。


2台のMACの同期

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 以前、3台のMACで映像が同期するかというのはテストしたことがあります。ヨーロッパのユーロビジョンでは16台とかの同期をしたという話もあり、複数のMACの同期については問題はありません。

  今回も2台のMACに同じコンテンツを入れておいて、1台目のカタリストで制御した内容を2台目のカタリストがスレーブで同期するシステムを組みました。もちろん問題ありません。気持ちよく同期しています。 つい最近、カタリストを見に来た映像さんが、モバイル派の人で、MACBookを制御のメインに使用して、これにMACPROの映像出力機が同期するようにすると、MACProのほうでは、モニタースクリーンを占有しないで済む上にノートのほうは出力するわけではないのでドングルもいらないというアドバイスをいただきました。これいただきます。


天井と側面の整合性は難しい

0b4d796f.jpg  前回の未完成から天井部分のふたをして、70%くらい完成というところまできました。 天井部分のプロジェクションは、プロジェクターの位置があまりよい状態ではないため、かなり難しいことがわかります。正面と左右の映像は、すべて前からのプロジェクションで、左右がクロスしている以外は、通常の3面スクリーンですが、天井部分は右前の下から打ち上げる形となり、かなり歪むこととなり、下の映像との整合性は正面の映像のみに合わせるようにしました。正面はつながりますが、左右の映像とはグリッドがつながりません。残念ですが。。 しかしながら、普通の映像を流すと左右のつながりは、実はあまり気にならないことがわかりました。つながっているような錯覚というか、精密につながっていなくても変でないという感じです。  このようなドーム形状の内側におけるプロジェクションは、プロジェクターの設置位置が非常に重要で、また天井部分はできるだけ1台で照射したほうが簡単です。やはりこの手のプロジェクションは難しいですね。調整時間そのものは、2時間程度でできちゃいましたが、実際、練習しないと本番の現場では怖いと思います。いい方法を探って試行錯誤して臨みたいです。

ドーム天井のプロジェクション

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 LCRに天井を加えたカーブスクリーンのマッピングは頭で思い描いたほど簡単ではなく、かなり難しいものでした。1~2台のプロジェクターですべてカバーできるなら簡単ですが、どうしてもこういうプロジェクションは、台数が増えるから難しい。

 写真はまだ未完成ですが、これに2台のプロジェクターを使って天井を埋める予定です。 実際のところドーム天井ではないのですが、やってみると方法論は同じだなと感じます。写真では天井は丸くなくフラットに近いですが、両サイドに近づくとカーブしているので、結局はカーブスクリーンの機能を使うしかなく、おそらくこれがドーム型の場合でも、センターとLRのプロジェクションの上部を丸い形状で残し、そこに丸いシェイプにしたミックスアウトのプロジェクションを照射して補正していくと、うまくいくように思います。

 補正はすべて見た目で調整するしかないですが、グリッドを見ながら根気よくまた、自分の目を信じて調整します。 このドーム内で映像を見ると、なかなかの迫力になります。



誰も気づかない時代の変化

これまでの常識や価値観などスタンダードだったものが新しい変化の波にのまれ、時代が切り替わる瞬間というのは、歓声もなくただ静かに、誰にも気づかれることなく起こるものだ。ファンファーレは鳴らない。

  今、ステージ業界だけにとどまらず、非常に広範な領域で、トータルなビジュアルディレクションが、重要なものになっているのは、きっと誰もが認識しているだろう。そして各分野の人たちは、照明的とか映像的というような形容詞でもって、すでに感じているはずの現実をそれぞれの分野へ押しとどめるような言い方をする。 しかし、やはり現実はもっと激しいものだと思う。

 照明演出に映像はすでになくてはならないものになりはじめ、照明効果と映像効果が強い結びつきを持ち始めていることも実は、多くの人が認識しているのである。BarcoがHighendを買収したのは、単なる話題作りではないと思う。映像演出と照明演出の融合は、この先に具体化していくのだという認識によるものだと思う。  

 私が、愛知万博の頃、とてつもなく大きな危機感を感じたのは、ビジュアルディレクションのスタイルがまったく新しいものへと切り替わったような錯覚を感じたからだが、当時からメディアサーバーとか、ムービングプロジェクターといったものはあったし、それが劇的というほど劇的だったかというとそういうわけでもない。しかし、新しい波が来ているなという実感があった。それがデジタルライティングではなく、もっと大きな何か、そういう漠然としたものをイメージしていたのだが、メディアサーバーの可能性は、構造を変える破壊的なエレメントだなという危機感だけははっきりしていた。
 ( 照明と映像のはざま2 )

  当時のカタリストは、これで本気で映像を扱うつもりか?という程度だったから、MACとカタリストを本気で信用したわけではなかった。ただコンピューターテクノロジーの破壊的イノベーションというやつだけは知っていたから、いつか何かが起こると感じていたし、それがとても広範囲で動き出すことも理解できていた。しかしながらそれがいつかは、誰にもわからなかった。。。

 プロジェクターの進化は、必ず新しいムーブメントを起こし、これは照明にも大きな影響を与える。LEDの時代からプロジェクションの時代へと必ず時代は動く。それはきっと3次元的なもの。 最近、話をした映像さんの意見を聞いていて、間違いないと自分の想像を評価できた。ただ、私の場合、照明にもその想像が膨らむことが1つの違い。。。

雑誌の対談

つい最近、音響映像関連を扱う雑誌の記事で、音響コンサルタントの方とネットワークに関しての対談をしました。「おまえが一般の紙面に顔出すの?」と言われそうですが、そうなりました。恐縮です。

 これまで、わりと限定的な範囲で公開される協会雑誌とか、そういうところでは写真とかでてましたが、こういう一般の書店で販売するような音響の本に対談形式で顔を出すのははじめてです。対談相手となった三村さんという方は、すでに有名なコンサルタントの方で、キャリアもすばらしい方でしたので、かなり気後れしてしまいましたが、ステージ業界に貢献したいという熱意は同じ温度だと思ってます。

 そういえば、自分でプロフィールなどを語りながら、思ったのは、今のマイルランテックのコンセプトは、コンピューターを活用したイノベーション技術を業界の方に紹介するとか、それを使ってエンジニアの方々を助けたいとか、そういう裏方の裏方という方向性にあり、扱う製品もやや変った製品が多いです。簡単に言うと商売が難しい製品という分類です。

今回の対談で過去の話とか、今の思いとかを話しながら、なぜ自分が今の仕事を選んだのか?の答えが自分なりに見えてきて、それが、自分の一番スキなことなんだなと思いました。  

 感動というと大げさですが、要はすごい!と思えたことを自分で突き詰めて、これを人に紹介するとか、そういう情報を皆で共有するのが自分は楽しいということに気づきます。GrandMAを人に教えるとか、Spark4Dを人に教える仕事をしたときに気づきましたね。そして、それを追いかけた結果、今はコンピューターの驚異的な進化に伴う照明機器の変化とか、映像業界の変化に興味がある。

 たぶん、自分はこれを追いかけ続けるんだろう。皮肉にもメインフレームのOS開発に関わっていた二十歳の頃、二度とコンピューターはごめんだと思ったそのコンピューターにどっぷりつかりながら働く、20年後の自分がいる。
プロフィール

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