Show Technology2

トータルショーコントロール/(株)Mileruntechのブログ

2012年のテーマ

新年あけましておめでとうございます。新年最初のブログ更新です。
各種のメディアやネット上で言われるように、2011年の大震災は日本全国にそして人々の心に深い傷を残しましたが、2012年はそれを乗り越えて復興へ向かう年になるだろうと思います。
しかしこの数年で起こった世界の大きな仕組み変化は、すべての産業に大きな構造変化を求めており、今までの常識ではなく新しい発想力が必要な時代の今はまっただ中にあるのだと思い知るに、今年もまた激動は続くのかもしれないと気持ちを引き締める想いです。

さて、今年の大きなテーマは何になるだろうか?と正月からいろいろ考えていたのですが、誰もが思いつく話としては、次のようになるんだろうかと。

  • 照明のLED化がさらに進む(省電力化&脱ディマー化)
  • 映像演出のさらなる浸透(プロジェクション演出)

これらはクリスマスから年末にかけて行われた数多くのステージですでに目にする機会も多かったと思うので、いまさら話す事ではないのですが、マイルランテックとして注目するのは、これらに加え、すでにショーテクノロジーがIT産業と一体化した今では、ソフトウェア化というキーワードをあげておきたいと思います。

今では、どんな産業もこのソフトウェア化された仕組みから逃れることはできず、映像送出も照明コントローラーもいつしかすべてがソフトウェアで動いているわけで、これがさらに今年は強まるのではないかと感じています。。つまりパソコンを利用した各種ソフトウェアが主体になるという意味です。もしかすると、どんな専用装置も汎用コンピューター(一般のPC) とそのソフトウェアで置き換えられるようなことが起こるのかもしれないという不安も感じつつ、コントロール上流のソフトウェア化により、さらに今後はシステムの構築が重要になるだろうと、その意味ではなかなか浸透しないイーサネット化も少しは進んで行くのかなと感じています。

  個人的には、昨年はプロジェクションマッピングをキーワードにさまざまな分野の方々と話をする機会を得ましたが、それぞれの分野でそれぞれの魅せ方があり、いつかの日に憧れた世界を目の当たりにて楽しむことができました。これがこのまま続くかどうかは別として、形を変えて演出手法の1つとして定着することは確かです。その時、より簡単に且つ、短時間でマッピングするためのツールが必要になることは容易に予想できます。3Dレンダリングをわざわざ行うことなく、もっと手軽にマッピングができれば、多くの人がそれらを取り入れるでしょう。問題はコストとツールに対する習熟度になるのだろうと。

 この映像演出の広がりとはまた別に、昨年は舞台演出に映像演出が不可欠であると感じた年でもあり、これらは舞台分野の方々の話を聞くにそう思う訳ですが、自分としては劇場や舞台に明確な映像セクションの確立が必要になるだろうと感じる次第です。そして同時にそこでは、コンピューター映像による送出が主体になることは確実で、リアルタイム制御が重要になると感じています。これは広告分野などで実践される3Dレンダリングを主体としたマッピング技術などではなく、やはりDMXのようなプロトコルを利用したリアルタイム制御のものであると思います。

これらはすでにコンサートステージやイベントステージでは、やや当たり前に感じることかもしれませんが、コンサートステージなどではプロジェクションよりもLED装置のほうが明るさの面でも大きな効果をあげる故、プロジェクションの効果が大きく発揮されるのは舞台のほうであろうと、そしてその舞台に、ようやく大きな転換点がきたかなと感じています。

 そうすると劇場分野においては、特定の箇所からDVIなどのデジタル信号を分配するシステムが重要になってきます。そういう設備が必要になると思うのです。というのも、今後の舞台における映像演出は、先に挙げたリアルタイム制御のメディアサーバーと小型化が進むプロジェクターを活用しする場合、フロントプロジェクションやリアプロジェクションなどの画一的な照射方法ではなく、フロント位置やシーリング、ブリッジ上方、ホリ前、フット位置などからのプロジェクションが可能となり、さらにユニークな演出が創造できるからです。この映像の活用が進むと、これまでのディスクマシーンやスライドプロジェクションなどの照明効果は大きな変化があると思います。

 さて、長文を綴って参りましたが、弊社としての今年2012年は、おそらくさまざまな新製品や新しい話をお伝えできる年になりますので、これまで以上に皆様に貢献できる年にしたいと考えております。何卒、よろしくお願い申し上げます。なにぶん、非常にニッチな特定分野に特化した業務であるため、このブログをご覧になっている方々すべてに貢献できないのは残念ではありますが、まだ始まったばかりの2012年が、今年が皆様にとってよい年であることをお祈りしております。




原点回帰と来年の抱負

2011年がまもなく終わろうとしています。今年はいろいろなことがありましたが、今日、久しぶりにお芝居を見る機会があり、少し考えさせられるシーンに出会いました。

「過去は変える事ができないのだから後悔しても無意味、そして人生は一回きりしかなく、ならば今の自分の人生を楽しまないと」そんな感じの台詞があって、まさにその通りだなと感じる次第です。

今年、マイルランテックは、社会的に大きな出来事の影響はあったものの、お仕事そのものは想定した通りに進んでおり、順調と言えるのではないかと思っております。確かに計画通りには進まない事も多々ありますが、成長は続いていると実感できた年でした。

 来年にはまた一人、新しい人材が加わる予定ですが、こうしてより多くの優秀な人たちとともに、夢に向かって進んで行きたいと願う今年最後のブログです。今週、いろいろなジャンルの方々とお話をする時間をいただいて、そのたびに反省したり、迷ったり、心がゆらいでしまいますが、そういう迷いが出る時にこそ原点回帰であろうと思います。そんなわけで、先の台詞にあるような、自分自身の選択で今があり、過去を変えられないなら、今を大事にするしかなく、自分のやってきたことを後悔することなどない。自分がいいと思ったことで、顧客の問題解決を行いたいと、真面目に思っています。

 マイルランテックが、何をする会社かと原点を問い直せば、やはりネットワークシステムや制御システムに特化した業務を展開する会社であり、それらシステムを使ってユーザーの方々の問題を解決する仕事です。来年もまた、われわれは照明、映像を中心にトータル制御のためのシステム作りと、それによる顧客の問題解決を目的として、努力をつづけていきたいと思います。今年1年、多くの方々にお世話になりました。来年もまた、よろしくお願い申し上げます。本日、すでに11時になろうとしていますが、今日はこれで業務を終了します。また来年、おもしろいことを見つけ、いいニュースを皆様にお届けします。それではよいお年を。。。






イノベーションの拡大のしかた

メイキング

 最近TVで見かけるCMの撮影は、「実はCatalystを使っているんですよ〜」とユーザーの方から連絡をもらったのはずいぶん前ですが、そのメイキングビデオでは確かにばっちりCatalystの画面が映っていて、「おお〜本当だあ」という小さな感動がありました。

http://www.jp.playstation.com/psvita/movie/

この会社の方々の場合、もうかなりのオペレーター数を有しているようで、MediaServerの浸透具合も他社と比較して特別なのかもしれませんが、昔からイノベーションと呼ばれる事って、静かに広がっていく傾向が強く、いつしかそれが大きなシェアをもっていたり、スタンダードへの道を歩み始めるというか、多くの人がそれに気づいた時には、それはもう遅いということになっていたりします。

 さて映像業界において、この例にあるような撮影とか、展示、常設の施工現場などで、今以上にCatalystの可能性は広がるとは思いますが、そこはすでにほぼすべての映像さんは気づいているし、MediaServerの導入も進んでいるようなので、いまさら言う話でもないです。そして、これらソフトウェアがスタンダードな機材に発展していくには、オペレーターというかプログラマーの存在にかかっていて、それをどれだけ社内に抱えられるか?というのは重要な要素になるだろうというのも、誰もが理解している事実。。しかし結局ツールとして使いこなせるか?という意味では、どんな素材(ツール)も同じなので、MediaServerだけが特別ということではないのかもしれません。

 そこで注目したいのは、LIveエンターテイメント分野における映像の関わりについてで、そこでは必ずリアルタイム制御が求められる上、MediaServerの使い方が大きくビジュアルデザインに関わるという点がおもしろい。。これがすごくイノベーション的な要素になると思うのです。

デザインに関わる映像という点では、LED装置のような造作に関わるほうも確かにイノベーション的かもしれませんが、ライブ空間におけるデザインは、単に映像送出ではなく、音に合わせてまたは役者の動きや全体の演出に合わせてリアルタイムに魅せる「変化」そういうライブな作り込み作業が、ビジュアルデザイン的で、また舞台照明的で、よりオペレーターのイマジネーションに依存する部分が強く、施工のように、すでに完成されてそこに置かれたものではなく、シーンに合わせて変化していく点が大きく違います。自分は、こういうのが、ライブ映像の分野においてはイノベーションだと感じているのです。










MACminiの可能性

IMG_1766

 コンピューターパフォーマンスの進化は、ムーアの法則のとおり、今も止まらず続いている。コンピューターハードウェアの現役期間は3年も続かないというのも言い過ぎではない。本当に2年くらいすると、かなり古くさい感じになってくる。コンピューターの寿命は短いのである。しかし、その早い進化のおかげで、これまで無理と思えた魅力的なソリューションが突然、生まれたりするのは、歓迎したい。そしてその驚異的な進化が今も指数関数的な速度で続いていることに感動します。

 弊社では、これまでMACPRO以外のハードウェアについて、Catalyst用には非力なマシンということで、対象外と見ていたのですが、最近それを改め、現場によってはMACminiやMACBookProもCatalyst用プラットホームとして検討してもいいかもしれないと考えるようになりました。

特に、MACminiは、あの大きさでありながら、Th2GやDh2gが使える上にアウトプットは2つあるため、2〜3面の出力を得ながら、制御用画面も設置できます。テストした結果から言える事は、スケーリングやX/Yの変化時はかくつき感があるものの、単一の映像をフルスクリーンで再生する分にはまったく問題ないレベルにあるという感じです。再生するソースが1つないしは2つ程度で、補正したサブミックス出力内でフルに表示する程度のことなら、MACminiは最高にコストパフォーマンスが高い。こういうのは、常設の演出に最適なソリューションになると思います。

この結果はGPUの進化によるところが大きいのですが、サンダーボルトのようなインターフェースが普及してくると、複数の映像再生も楽にできるようになるかもしれませんし、またこのスピードで進化が続くと、やがてはMACPRO並みのグラフィックパワーがMACminiのような小さなマシンで得られる日も来るのだろうと思います。そうした進化を考慮してマシンの運用を考えようかと考える今日この頃です。





トリプルSSDのレイド

Triple ssd

  愛用していたCrucial のSSDがモデルチェンジして、以前買っておいた在庫のC300が、行き場を失ってしまったため、2009年型MACProに入れてトリプルSSDのレイドにしました。若干、今時128GBという容量の少なさも気になりますが、もうしばらく使えると思います。いや、そういうことにしておこう。(今なら256GBを入れますねきっと。。)

写真は、HD素材(AICコーデック)を、そのSSDで再生した状態ですが、6ソース同時再生で30FPS出ています。しかし7ソース目に若干のフレーム落ちが起きてきます。正直なところ、今時、HDサイズでは誰も驚かないか?という結果でもあり、またSATA2.0だとレイド効果もこれが限界かとなりますね。

ただ最近、思う事の1つにHDDの3.5インチってやたら巨大に感じるから、そのうち2.5インチが標準になるかもという事。それに関連して、未だ見えてこないMACPROの新型ですが、もしかするとHDDはすべて2.5インチのSSDになるんじゃないかと予想します。HDD小型化トレンドっていつの時代にもあるような気がする。。








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