つい先日、まさか照明機材をテストする機会に出会うとは、思ってもいないことでしたが、ご縁があって久しぶりに照明機材をパッチして、デバイスデータを作り、さまざまなLEDをテストしました。卓をつかって照明機材を制御したのは何年ぶりだろう。。
最近のLEDは以前よりもカーブがきれいになったんだなという印象とまた、色のまざりもきれいな印象で、ずいぶんと進化したんだなあと一般の人みたいな感想しか出てこないのはお恥ずかしい限りですが、個々のメーカー名をだして言及することはしたくないので、おおざっぱな表現で説明します。
個人的にはRGBのつぶが分離しているものよりは、1チップのトライカラーになったタイプのほうが見た目にきれいだし、今時な印象です。カラーはやっぱりRGBWのように4色ないしはAを加えて5色あるほうが断然きれいな色が出ますね。昔、5色のLEDが普通になると、コントローラーのカラーピッカーも進化してサチュレーションにWやAを加えて薄い色を作るときに自動的にミックスしてほしいと思いましたが、そういう機能を搭載した卓は、自社製品に7色のLEDをもつ企業のみで、他は追従せずですね。その代りFixtureのカラーパラメーター内にLEEカラーの番号で分類されたミックスカラーがあって、1つのパラメーターを操作するだけで、好みの色が出てくるようです。(ムービングライトのような高価な機材の場合です)
そのムービングライトの最新機材の中に、レンズ面の色とビームが異なるカラーになる製品がありましたが、これはとてもおもしろいです。バックライトとなるカラーと照射されるビームカラーを異なるカラーで見せることができるというアイデアは、最初はあまり期待してなかったものの、正直、かっこいいなと思いました。調光カーブもきれいで見せライトとしてみてもすごくきれい。
また、同様に新しい機材で、ゾーンエフェクトと呼ばれる外周から内に向かって複数のエリアに分離して制御のできる機材もかっこいいです。外周のリングがブルーで中心のビームに赤のような印象の光が出てます(Washなんでそんなうまくいかないですが、絞ればそれなりに)レンズ面のきれいな色彩は、これもオーディエンスに見せるときれいだろうなという印象で、しかしいろいろ考えるもんだと感心します。
ムービングライト以外では、大阪方面から出てきて全国区で売れているという全天候型のLEDPARとか、BAR型のLEDなど、一般照明器具のLED版も数多くあり、何を選択しても今はLEDになるんでしょうね。これだけの機材をうちの事務所で一斉テストしてブレーカーも落ちないのだから、やはりLEDは電力面でも魅力的。Washライトは間違いなくLEDにリプレイスする時代ですね。今から選ぶならRGB+W or AのRGBプラスアルファの製品がおすすめです。ただ製品によってまた、購入時期によってLED素子のばらつきがあるそうなので、計画的な購入が必要のようです。勉強になりました。