Show Technology2

トータルショーコントロール/(株)Mileruntechのブログ

ショーコンのUI作りとプログラミング

昨日からある現場の操作パネルをデザインしていますが、使用する環境や人などを意識して操作パネルの配置などを考えるのは意外と骨の折れる仕事です。スイッチの位置はもちろん、大きさ、色、押した時の表示、画面に表示する情報など、悩み始めると、時間のかかる作業です。結局、昨日は1日、この作業に没頭してしまいました。

スイッチとそのタスクだけを作るのなら、本当に簡単な作業ですが、そのスイッチのビヘイビアも含め、配置などを考える作業は、それ相応の仕事量でもあり、ショーコントロールのシステム作りにおいては、このユーザーインターフェース1つで、そのシステムの良し悪しが判断されるため、もしかするともっとも重要な作業になるかもしれないと感じます。(この部分の仕事は、見えにくいため、顧客に理解してもらうのが難しいです)

 今、行っているシステムは、タッチパネル上で、照明シーン再生、CDプレイヤーの曲選択及び再生、映像パターンの選択と再生、プロジェクターの電源管理と、映像データの転送管理などを実行できる仕組みです。機能的には、噴水のシステムなどに比較して、エラー制御などがないため、仕組みとしては実は簡単です。

 ただ個々の機能を実装するのは簡単でも、プロジェクターの電源は複数箇所で操作するため、どこの箇所でもオンの時は、オンを表示し、オフになったらオフを表示しなければなりませんし、照明はメンテナンス画面内で、シーン記憶できる必要があり、それを画面上で決めた秒数で再生させる必要がある。そして、映像はカタリストですが、3面の映像再生や1面だけの出力、そして外部入力のほか、内部コンテンツとユーザーが持ち込んだ映像の切換えなどが自由に、わかりやすくできることが求められており、このわかりやすくの点が、デザインの肝と言えるでしょう。

これらすべての機能がMedialonで作成可能なわけですが、これらはMedialonプログラムのスキルを身につけないと、簡単ではありません。内部で動作するタスク等のロジックは、もちろん本物のプログラミングほどのレベルではなくとも、条件制御のタスクをいくつも組み込むので、それなりに理解がないと、できないし、そもそも何ができて、何ができないか?そうした理解すらも、かなり熟練しないと難しいレベルにあります。ただ、そういう頭を使うのが好きな自分としては、このMedialonは照明コンソールで作っていた自動演出プログラムの、その先にある感じで、楽しいと言うのが本音です。

自分がもう少し若く、また会社経営ではない技術の仕事だけで生きていたなら、この世界にどっぷり浸りたいなと思うのですが、たぶん自分は中途半端に関わり、引退してしまうのだろうなと、今からそれを感じて、残念に思います。その代わり、いつかこういう仕事に熱中できる若い人に、これを教えて、思う存分、やらせてあげたいと思います。そんな人が現れてくれたなら、未来に想いをはせる土曜日です。





来月、新入社員の入社があります。

マイルランテックは今年の7月で6歳になります。誰の目からも、まだ若い会社です。そして世の先輩経営者の方からみれば、私自身もまだまだ未熟なことは確かです。しかしながら、夢や理想への想いは強く、日々、企業理念に基づいた社会貢献、お客様への貢献ができているかを自問しながら、成長する努力を続けています。

その1つの結果として、来月には新入社員を迎えることになりました。とても若く、才能あふれる、未来に向かっていくつもの可能性を秘めた人です。近いうちにこのブログでもご紹介できると思います。

会社というのは、根本的に人が重要だと思います。そしていつまでも古い人が主体ではだめで、若い人が活躍できる環境でなければならないと思っています。その活躍の場を提供するのが会社であり、そこで若い人が才能を発揮することで、会社は多様に変化し続けられるのだと思う。そして今の時代は変化し続けなければ、生き残ることも難しいのだと思います。

特に大きな問題がなければ、来月からは新人さんが加わり、3人体制になります。未だ小さくてか細い会社ではありますが、劇場やスタジオのネットワークシステム、デジタルサイネージ、ショーシステムの構築、そしてプロの照明、映像会社の方々への機材やソフトウェアの販売など、さまざまな形で、皆様のお役に立てるよう、進化を続けています。今後ともマイルランテックを何卒よろしくお願いいたします。






今年のフランクフルト

言わずもがなですが、今年もフランクフルトのProLightSoundには行くつもりです。そのため今月は後半、また1週間程度、留守にすることをご理解いだければと思います。

 今回はLuminex社から新製品が出ますし、またドイツのケーブル屋さんとは値下げ交渉を行いつつ、またスウェーデンのLumenRadioとも打ち合わせを予定しており、充実した出張になりそうです。(果たしてそんなにうまくいくか?どうか?4月の新価格に期待してほしいです)

 ProLightSoundという展示会は、ライブエンターテイメント分野の展示会として有名で、ロンドンのPLASAのようなジャンルの機材が並びます。照明、音響、そして最近は映像機器も。。通常、日本から行く人は最新のトレンドを見たり、新しい商材を買い付けたりといった感じです。私の場合は、今の仕入れ先との打ち合わせが主体で、新しい製品の代理店契約には、あまり興味はありません。なにしろ、うちの会社では、今のアイテムで手が一杯というのが本音です。

 また、マイルランテックは海外製品の販売代理店を目指しているわけではないので、多種多様な製品を買い付けるようなことにならないと思います。以前、ある人から会社の成長には、それが必要不可欠だろう?と言われましたが、そっちに拡大するならそうかもしれませんが、そのつもりはないので、そうならないと思います。さらに自分にとってライブショーの機材に対する興味までも、かなり薄くなっていることもあり、これを放置すると、まったくこの分野から離れてしまいそうなので、時々、刺激を与え続けないと、道がそれてしまいかねないという不安もあったりし、正気を保つ役割として、この展示会は意味があると感じています。



誰でもから難しいまで。。

花粉舞い散る季節になり、気分もブルーな3月です。
今日はある映像設備会社さんから送られて来たシリアルデバイスサーバーとネットワークスイッチのチェックを行いました。これはCatalystからプロジェクターのシャッターを制御するためにネットワーク経由でRs232コマンドを取り出すための装置です。

ネットワークスイッチは、アライドテレシスのスイッチングハブで、8ポートの単純なスイッチのわりに、コンソールポートもあり、SFPポートもあって、市場価格で5万円程度なれど、VLAN設定もできるというスイッチです。選択として悪くはありませんが、ここの製品、コンソールポートにあるRJ45の端子からRS232の変換がついていないので、それは別途購入くださいという不親切さ。HPとかシスコさんのは、変換ケーブルとかついてると思うのですが、せっかくブラウザーからの設定も可能なのに、IPをセットすることも、それを有効に切り替えることもできず、まあ、今回はそういう用途ではないから設定は無視します。(8ポートなら、そんな設定必要ないだろ?ということですね)

 こうして世の中、コンピューターを利用すると、なにかとネットワークが必要となり、今回のようなしょぼいネットワークであれば、皆が言う馬鹿ハブとか「すいっちんぐはぶ」とかで、ネットワークなんぞは、誰でも作れるというのは、きっと皆が承知しているとおりでしょう。

このイーサネットのよさは、本当に単純で誰でもできる簡単さが、良さでもあるのですが、ある一定規模に数が増えて、堅牢なシステムとかトポロジーとか考えだすと、1つ敷居が上がるのも事実。そしてL2レベルからIPルーティングのL3レベルに入ると、難しさが増してくるというのもあります。

スイッチがある一定数に増え、リングプロトコルやスパニングツリーなどを利用するとか、ノードもある程度の数に達すると、簡単なはずのネットワークも1つのシステムとして設計する段階に入ると思います。そしてネットワークからネットワークへとつなぐルーティングが入ってくると、また1つレベルが上がり、グローバルなネットワークにつなぐ段階になると、セキュリティーも考慮するようになるので、誰でもできるレベルではなくなってくる。この幅の広さがネットワークシステムの深さでもある。

今月も、ある施工現場でCatalystとコントローラを結ぶネットワークは電気屋さんが引いたCat5とオフィス用の「すいっちんぐはぶ」とやらでインフラは用意され、ネットワークなんてものは誰も特別視などしていないし、誰でもできるレベルの話なんでしょう。それでいい規模の場合なら、そのインフラで仕事をするだけですが、こうした環境で仕事をしながら、劇場のネットワークなどに関わると、本当にネットワークシステムというのは幅が広いと感じます。誰でもわかるし、作れるのだけど、実は奥が深い。




音響のネットワークのサポート業務

つい先日、ある音響のネットワーク設備の点検に弊社井上が行きました。私が行ったわけではないので、たいした話は書けないのですが、報告を受けながらいろいろ考える事がありました。

その設備ではコブラネットを使用し、L2スイッチはRSTPを利用しリング状に接続されています。もちろん基幹回線は光で、照明と大きく違うのはアンプ自体(Amcron)にイーサネットが直接接続できるため、照明で言うところのDMXノードのようなDSP装置が別に必要ない点と、また照明のように端末となるノードが少ないため(DMXノードの意味でなくいわゆるコンピューターなどを表すノードの意味)L2スイッチのポート数はさほど必要ないということです。

 今回の点検は、以前に出ていたエラーがないかどうかなどを確認するのが目的だったようですが、今回はエラーはなく、以前にスイッチメーカーさんとログをやり取りしながら確認したことで、不明な点はすでに明確になっていたようです。しかし今でも時々アンプを起動した時にリンクが切れたり100Mではなく10Mで接続されたりするとのことで、それはなんとなくオートネゴシエーションの問題ぽいなという印象でしたが、こうした話を聞いていて、やはり一般ベンダーのスイッチの手間とまた管理が面倒なことを思います。

 音響には音響の仕事が山ほどあり、照明には照明の仕事があるわけで、ネットワークを入れたら余計に手間になったのでは本末転倒、本来は仕事が楽にならなければならない。設定変更や問題発生時に、現場にいる人で対応できないシステムとか、そのネットワーク装置を組んだ業者が来なければ対処できないとか、そもそも現場の人が触れないようにふたをしちゃうなどというのはだめだと思うのです。

 そういう意味でステージ分野には、その産業に特化したオートマチックで且つ環境に強いスイッチが必要なのであると、そしていわゆるネットワークベンダーのスイッチはステージのことなどを想定しているわけではなく、アートネットやイーササウンドのようなブロードキャストプロトコルのことなども想定外なわけで、こうした他の分野からは理解されない環境でネットワークについてサポートできる人も必要になるだろうと思う。マイルランテックは、こうしたことを想定して、ステージ分野で安心して使える装置を提供するとともに、照明だけでなく音響分野のネットワーク環境をもサポートできるよう、努力を続けたいと思います。





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